【メディア掲載】VOGUE誌で日本ロレアル株式会社と連携した就労支援プログラム「未来への扉」が紹介されました

しんぐるまざあず・ふぉーらむは日本ロレアル株式会社と連携した就労支援プログラム「未来への扉」を運営しています。VOGUE誌による、ロレアルグループのグローバルな取り組みを紹介。

日本の一人親家庭の貧困率はG7ワースト1。現状打破に向けたロレアルのシングルマザー支援。

*(一部抜粋)*
「未来への扉」は、5カ月間で対面講義を受けてビジネスマナーやスキルを学び、安定就労を目指す。出口戦略としては、日本ロレアルの美容部員になること、そして提携先の人材派遣会社を通じて事務職として企業で働く選択肢がある。受講生の多くが働きながら子育てしているため、開講は週末にし、託児サービスをつけ、仕事と育児と学びの3つの両立を支援する。例年春に開講していたが、今年はコロナの影響で10月からオンライン講座を提供している。

プログラムの特徴は、企業とNPOが連携して開発・運営を行っていることだ。日本ロレアルは、立ち上げ時から、ひとり親支援で35年の実績を持つNPO法人しんぐるまざあず・ふぉーらむと組んでいる。同法人は、支援が必要なひとり親たちと直接つながっている。加えて、国会などへのロビイング経験も豊富だ。当事者ニーズに寄り添うことと、問題の根本的な解決に必要なマクロな視点と実行力を併せ持つ。

日本ロレアル側でこのプログラムの責任者を務める楠田倫子ヴァイス・プレジデントは、コロナ対応で講座をオンライン化した際、受講生にはIT環境整備の支援が必要だと気付いた。自宅にパソコンやWi-Fiがない人が予想以上に多かったからだ。

「こうしたニーズは、企業だけで企画していたら気づきにくい。支援実績の豊富なNPOと協働したことで、オンライン講座の受講環境を整えていただくことができた」と振り返る。企業とNPOの連携により、お互いが得意分野に集中すると共に、支援に必要なものを学ぶこともできる。