相模湾の海辺で、地引網&バーベキュー 20組の親子が楽しみました

夏休みも終盤に差し掛かった8月20日、相模湾に面した神奈川県二宮町の袖が浦海岸で、しんぐるまざあず・ふぉーらむの親子イベント「地引網&バーベキュー」がありました。

台風一過後の週末、この日も現地の最高気温は32度と、ものすごく暑かったのですが、目の前の海はキラキラ。波が高く遊泳できないのが残念です。

観光地引網の網元「市五郎丸」さんが、午前10時には船を沖へ。30分後に戻ってきて、いよいよ地引網の始まりです。20組の親子とボランティアスタッフが「よーいしょ、よーいしょ」とかけ声をかけて、息を合わせて網を引いていきます。

網が破れていて大きな魚はあまり取れず、その代わり名物の生シラスが大量に取れました。子どもたちは魚が入ったバケツをのぞき込んで、生きた魚の観察です。

その後、網元による魚の捌き方教室がありました。子どもたちは5人ずつのグループに分かれ、包丁を手にサバの3枚おろしに挑みました。最初は「ぬるぬるして気持ち悪い」と言っていた子どもたちも、内臓を取った後は真剣な表情で中骨に沿って包丁を動かします。

その場で、捌いたサバをバーベキューのお肉やお野菜とともに焼いて、みんなで食べました。自分で捌いた魚は「おいし〜い」。きっと達成感が調味料になったんですね。

海に面した高速道路の高架下の日陰での昼食、暑さはあったけど、親も子もお腹いっぱいに。午後は浜遊びを楽しみました。

参加者の感想には、「暑い中待ち時間がかなりあった」「魚があまり取れなかったのは残念」というものもありました。今後の改善を検討します。

一方、「普段できない経験ができて楽しかったです。バーベキューに地引網、魚捌きと短い時間にお楽しみを用意してくれてありがとうございます」「母子家庭はアウトドアのアクティビティには気軽に行けないので、久しぶりにバーベキューの煙に燻されて幸せでした」と嬉しい感想もいただきました。

 子どもたちの帰宅後の様子もたくさん。

「初めての地引網が楽しかったようで『またよいしょよいしょしようねー!』と張り切っています」

「魚を捌けたのが嬉しく、持ち帰ったサバも自分が捌くと張り切っています」
 魚を捌くコツ、すっかりつかんだみたいですね!

ボランティアスタッフのみなさん、市五郎丸さん、ありがとうございました。