運動会のヒーローになれるかな?「走り方教室」 2月の親子イベント
2月の親子イベントは「走り方教室」。8世帯20人(ママ8人、子ども12人)が参加しました。
2月18日朝9時に、埼玉県朝霞市の朝霞産業文化センターの体育館に集合しました。
指導してくださったのは、全国で走り方教室を開いている日本スポーツサポートベース(JASSBA)の竹内拓未コーチです。
まずは柔軟体操。
あぐらをかいた姿勢から「足を持ち上げて、足の裏を耳につけることができるかな?」とたずねられると、子ども達はひょいひょいと足の裏を耳につけて「はい、電話〜」。お母さんもボランティアも、大人は1人もできません……。
こうやって、股関節を柔らかくしておくと、走る動作がスムーズにできるそうです。
コーンを立てて、まずは短距離を往復します。
歩く、ジャンプしながら進む、かかとで飛ぶ、スキップ。
腕を回しながら、右と左の腕を反対回ししながら、ひざを高く上げて、目の高さまで足をまっすぐ高く上げて、など、歩く練習にもたくさんのバリエーションがありました。
ジャンプの練習では、「足のどこに力が入っているかわかるかな?」と竹内コーチ。
足の指の付け根に力を入れると上手に大きなジャンプが飛べます。この時、膝をまっすぐにしたまま飛ぶことを意識すると、体が楽に、しっかり動けるようになるそうです。
片足けんけん、カニのように横歩き。この動作は自分でリズムを作ることが大事です。
次にコーンとバーで障害物を作って、くぐったり、飛んだり。
ここまでで1時間。子ども達は動きっぱなしですが、全く疲れた様子がないのが不思議です。
竹内コーチからは「みんなとてもよくできているので、後半、自信を持ってやってください」とモチベーションアップの言葉かけもありました。
2時間目も柔軟体操から。腕立て伏せの姿勢から、片足を胸の位置まで前に出し、腕を足の内から外に回します。この姿勢で、腰を前後、上下に動かすと股関節が鍛えられます。
次に片膝の上に、反対側の足を乗せて下にしゃがむ「命」のポーズ。これも股関節を柔らかくします。
竹内コーチは「走るのに大事なことは何?」と問いかけました。
子どもたちから次々と答えが上がります。「腕を振る」「前を見る」「姿勢良く」「1歩を大きく」。
中でも背筋を伸ばして姿勢良くするためには腹筋が大事だ、ということで、床に横たわってみんなで足上げ腹筋に挑戦しました。
2時間目のハイライトは「よーいどん」の練習です。
「前に出した足と反対方向の手を前に出す。構えたら、前の手を後ろに思いっきり引いて」と竹内コーチ。
子どもたちの体が自然とゴムまりがはねるみたいに前に飛び出しました。スタートダッシュの一歩は、小さなハードルを超えるくらいでちょうどいいそうです。
姿勢は前のめりで。コースの半分を過ぎたあたりで体が起きてくるぐらいで、ちょうどいいそうです。
3時間目はトラックを全速力で走った後、コーチの妨害をくぐり抜けて前に進む競争や手つなぎ鬼など、「走る」動作を応用して遊びました。
教室の最後に竹内コーチから一言いただきました。
「走らないスポーツってほとんどない。走ることは運動の基本です。今日習ったことを思い出して、よい走り方を続けてみてください」
参加したお母さんからいただいた子どもたちの様子です。
・楽しんで運動している様子が私も嬉しかったです。
・普段はとてもシャイなのですが、先生やボランティアの方が親しみやすくとても良かったです。娘もとっても楽しいと言っていました。
・具体的な指導でたくさん練習でき、楽しく体を動かすことが出来ました。