飯ごう炊さんでカレーを作ったよ! 9月の親子イベント
食欲の秋、到来です。9月27日、しんぐるまざあず・ふぉーらむの親子イベントで、こどもの国(横浜市青葉区)に行ってきました。目当ては飯ごう炊さんで作るカレーライス。ひとり親や外国籍の子どもたちにアウトドア活動を提供する「オレンジフラッグ」のご協力で開催しました。メルマガ会員の親子10組29人が参加しました。
こどもの国は今年で開園60周年。広大な敷地に牧場やせせらぎ、池などが配置され、豊かな自然が楽しめます。
一行はやる気満々で食材を担いで野外炊事場へ。まずは鍋、飯ごう、ナタ、包丁、まな板などを借りてきました。続いて薪割りです。丸太が6〜8本に割られ、針金でくくられたものが班ごとに配られました。ナタを使って、1本をさらに5〜10本に割っていきます。

斜め45度に刃があたるように丸太にコンコンと打ち込んでいき、ナタがカタカナの「イ」の字になるように丸太にしっかり食い込んだら、木の板に打ち付けて丸太にヒビを入れて行きます。ガイドのお兄さんは5回ぐらいでスパッと割れたのに、子どもたちは悪戦苦闘。最初はなかなか割れません。細い木材を割る練習からはじめ、次第にコツをつかんでいきました。
飯ごうでお米を炊くのは初めてという子がほとんど。お米をよく研ぎ、水を入れて15分間、浸水させます。その間にカレー作り。炒めず煮るタイプの作り方なので、根菜類は火が通りやすいように小さめに切ります。

ここも「危なっかしいな」と大人は手が出そうになりますが、ぐっと我慢。
包丁の使い方などは最初に手を添えて口で説明した後は、見守るのみ。できたら「いいね!」と、盛大に褒めます。
新聞紙に火をつけ、山状に組んだ薪の真ん中に落とします。火が燃えてきたら金網の上に飯ごうとカレー鍋をかけます。
じっと待つこと15分、飯ごうの蓋を開け、また火に戻して、水が完全になくなるのを待ちます。その後飯ごうの天地をひっくり返して蒸らします。

開始から1時間後、カレーライスができあがりました。
1人1合弱のお米は少し多いかなと思っていたのですが、あっという間に完食。野外で作って野外で食べるって、こんなにおいしいんだな、と感激しました。

午後は近くのせせらぎへ。日中はまだ暑く、子どもたちは持参のテントの中で水着に着替えて、思い切り水遊びを楽しんでいました。
大満足の一日、また行きましょうね!!

【参加された方の声】
・子どもたちが自分たちで食材を切ったり、カレーを作ったり薪を作ったり。沢山のお土産もいただき、とても楽しくて子どもたちも大満足な1日でした。班の補助の方が、みんなで順番こに薪を切らせてくれたり、満遍なくやらせてくれたり、子どもたちにたくさん話しかけて緊張をほぐしてくれたり、とても配慮してくれて過ごしやすかったです。皮剥き機がもう一つあるとなお良かったです。
・リーズナブルな料金(参加費は1世帯1000円)で、薪割りなど普段母子家庭ではさせてやれない体験が出来て新鮮でした。火や熱い鍋やナタなどから子どもを安全に見守るのが大変でしたが、それも含めて普段できない体験でよかったです。一緒の班の方もひとり親のため、ひとり親ならではの苦労など、お話できてよかったです。
・普段家族ではできないことがスムーズにできた。危ないことをやらせることができて貴重だった。家事の大切さを伝えたいが、大人の人数が多くないとできないので助かった。

