ひとり親家庭の子どもたちに野外活動などを提供する「オレンジフラッグ」主催の、しんぐるまざあず・ふぉーらむの会員向け「親子イベント」。

10月27日は東京都青梅市の御岳山から日の出山を縦走する山登りに挑戦しました。5組10人の親子が参加しました。今回子どもは11〜16歳の男子ばかり5人。地図を確認し、ボランティア9人と張り切って登り始めました。

昨年は滝本駅から山頂までケーブルカーに乗りましたが、今年は「歩きましょう！」との声かけに「よし！」と登山道へ。この考えが甘かった。

後で調べたら、獲得標高163㍍、平均斜度12度。ろくろ首坂などカーブを多くとっているのに、勾配はちっとも楽ではありません。身体の軽い小学生は走って登って、ママの様子を見に降りてきて、また走って登っていますが、大人は無理……。

沿道の784本の杉に番号が振ってあり、1番が頂上だと聞いて、「500まで来た」「300まで来た」と唱えながら歩き続けました。

ところが「1」の杉の先にまだ道があって、心が折れかけました。

早い人と遅い人で30分ぐらいの差がついてしまい、道を間違えた一群もあって、昼食場所の長尾平でやっと合流。猛暑の影響か、まだまだ紅葉は色づく程度でしたが、お天気も見晴らしもよく、空気が美味しい！登り切った後の達成感は格別でした。

ニホンカモシカにも遭遇して、子ども達は大興奮です。

その後、一行は日の出山頂を経てつるつる温泉に向かいました。

男子たちはボランティアの男性と男湯へ、ママたちはボランティアの女性と女湯へ。最近は男の子を連れて女湯に入れるのは6〜7歳までと厳しくなっており、男の子のいるひとり親が温泉を楽しむめったにない機会となりました。いい湯だったな〜♪

参加された方の声です。

●登山初心者と言うこともあり、自分だけでは挑戦することはなかったと思います。行程を決めたり、時間配分、持ち物の確認などすべて計画していただいたのでとても有り難かったです。ボランティアの方も大勢いてくださったのでとても安心して参加することができました。

●それぞれのペースがあって予定の時間通りではなかったけど、温泉まで行く事が出来たので結果良かったと思いました。

●初めは「疲れたー!!」と言ってダラダラ登っていましたが、途中から私の重いリュックを背負ってくれて一生懸命登っていました。登山途中で出会えた同じ名前のワンちゃんが可愛いと言ってました。2匹のカモシカにも出会えて興奮していました。温泉は凄く気持ちよかった♪と言っていました。