じっくり取り組めた釣り体験 サッパが豊漁! 9月の親子イベント

ひとり親家庭の子どもたちに野外活動などを提供する「オレンジフラッグ」主催の、しんぐるまざあず・ふぉーらむの会員向け「親子イベント」。9月23日は東京都江東区の若洲海浜公園で海釣りを楽しみました。11組26人の親子が参加しました。

今回の子どもは中高生が多く、いつもより年齢層が高め。長い桟橋を行ったり来たりしながら、周囲が釣れているかどうかを確かめ、自分のポジションを決めました。

その後は、じっくりと落ち着いて釣り糸を垂らします。

待ちの姿勢でいたのもつかの間、サッパと呼ばれる小さな魚がサビキにかかり始めました。群れにあたって一気に4匹もかかった子どももいて、ママも大喜びです。

一方で、なかなか釣れない時に、目の前で水鳥が魚を咥えて去って行ったりすると、「あー、ちょっと待って、それちょうだい!」という気持ちになります。「でも、ここに魚がいることは、わかった」と自分で自分を励ます子どもたち。

お昼ご飯をはさんで、午後もひたすら釣り。釣り名人のボランティアさんに、かかった魚を引き寄せて針からはずし、また海に釣り糸を投げるまでの一連の動作を教わりました。最初は引き上げるたびに糸が絡まっていた子どもたちも、インターバルがどんどん短くなり、職人技になっていきました。

1人がコノシロを釣った以外は、すべてサッパでしたが、各家庭20〜30匹ほどの大量で、帰宅後は唐揚げにして食べた家が多かったようです。

秋の彼岸を過ぎると、水温が下がり、湾内にサバやアジが入ってくると聞き、すでに2回目の釣りを計画している子どもも。

猛暑が落ち着き、曇り空で日差しも陰って過ごしやすい秋の1日を満喫しました。

参加された方の感想です。

●魚をたくさん釣ることが出来て、とても喜んでいました。家に帰ってから一緒に捌いて調理しました。35匹のサッパを捌いて調理するのは時間がかかりましたが、食べるのは一瞬でした。揚げたてのサッパをパクパク食べて、「美味しい!」「また釣りに行きたい!」と何度も言っていました。

●海釣りは初めてで、なかなか釣れなかったのですが、最初に3匹同時に釣れたのでとても喜んでました。午後もなかなか釣れなかったのですが、名人の方に親切に教えていただき釣れはじめたので楽しかったみたいです。世間話もしていただき良かったです。

●思春期で反抗期真っ只中の男の子だけど、釣りを一緒に楽しめたり、帰宅後も一緒に調理してみたりいい経験になりました。