ひとり親家庭をサポートする全国ネットワーク

【1周年記念報告会】2.コロナに苦しむひとり親家庭支援の現状「定期的な食料支援とアンケート調査」しんぐるまざあず・ふぉーらむ/村山純子さん

定期的な食料支援とアンケート調査

しんぐるまざあず・ふぉーらむ/村山純子さん

しんぐるまざあず・ふぉーらむが、新型コロナに関してどのような支援をしてきたか、食料支援を中心にご説明いたします。

私たちはデータを取りながら食料支援、相談支援を展開してきました。

一斉休校が発表されて3月2日~5日に早速アンケート調査をいたしました。

まだ休校が始まっていない時期に、収入減が43%、収入無しになったという人が5%いました。

休校になると給食がなくなる、とにかく苦しい状態になるのは間違いないということで、3月に「緊急米COMEプロジェクト」と称して、全国協議会の皆様にもご協力いただいて、全国の1094世帯に米2kg~5kgを送りました。

この1回の支援で済むとは考えておらず、引き続き支援が必要であるということで、4月も引き続き、「緊急米COMEプロジェクト」として、お米またはお米券を901世帯にお届けしました。

その際に4月の状況をアンケート調査をいたしました。

収入減は59%、収入無しは11%。

事態はどんどん悪くなっていっていることがわかりました。

アンケートの記述でどういった風に節約しているかを具体的にお聞きしたところ、「食事の回数を減らす」のが1番多かったです。

「自分のご飯を2日に1度にしている」方や、「高校生のお子さんがご飯を我慢している」というのもありました。

メール相談もどんどん増えていました。

やはり長いスパンで考えて来年3月位までの長期にわたる緊急食料支援の継続を決め、5月以降「だいじょうぶだよ!プロジェクト」として、食料支援を継続することにしました。

同時に「だいじょうぶだよ!基金」を設立し、他団体への助成を行っていくこととしました。

現在、メールマガジン会員が増えて5300人となり、「だいじょうぶ!プロジェクト8月」では2000世帯へ食料支援送付に向けて準備中です。

ありがとうございます。