ひとり親家庭をサポートする全国ネットワーク

【1周年記念報告会】2.コロナに苦しむひとり親家庭支援の現状「フードパントリーと食品配送、学習支援」立川みらい/篠原輝美さん

フードパントリーと食品配送、学習支援

立川みらい/篠原輝美さん

5月にこちらの協議会に参加させていただきました、東京の西側の立川市にあります、当事者団体立川みらいと申します。

創立61年になるんですが、世帯数80名余りの小さな団体です。

創立61年になるんですが、世帯数80名余りの小さな団体です。

立川という名前がついていますが、立川市近郊からも会員は受け入れております。

以前から食品の配送は、フードバンク多摩さんの協力を得て、困窮家庭を対象にほぼ3年近く20世帯に毎月固定の箱を送っておりました。

そちらの方が私が届けたり会員さんに取りに来ていただける方には取りに来ていただいたりしていました。

それ以外にも野菜やパンなどの食料品の配布を月に3,4回希望者全員に行っております。

3月に入りコロナ禍の中で学校が休校になり、困窮家庭を対象に30箱の食料支援をしようということでアンケートをとりました。

その時にはすでに6割が減収になっていて、2割が失業しておりました。

3月のときにはフードパントリーを急遽行い、フードバンク多摩さんの他、6団体にご協力をお願いし、倉庫いっぱいになる位の食料品が集まり、35世帯におわけすることができました。

3月のときにはフードパントリーを急遽行い、フードバンク多摩さんの他、6団体にご協力をお願いし、倉庫いっぱいになる位の食料品が集まり、35世帯におわけすることができました。

その時はコロナ禍ですので、少人数で入室をして食品をとっていくという方法をとっておりました。

そして以前に比べて食品の希望者が月を追うごとに増えていることを実感します。

私たちの強みは小さい団体なので、80世帯の家族の家庭の状況がとてもよくわかることなんですね。

そちらの方で3月から6月25日までの間、518世帯、重複しておりますが1433名に食品をお届けすることができております。

現在も月3、4回の食品配布を、私と会員の車2台でフードバンクさんに取りに行けるだけを取りに行って、それをおわけしていると言う状態です。

塾におきましては、全国各所でひとり親の学習支援事業が行われているときに、立川市では生活保護受給世帯しかスタートしていない状況でした。

現在は一般家庭の困窮家庭にも塾の制度が適用されておりますが、その時にひとり親家庭の子どもたちの学習支援が課題に上がってきており、6年前にNPO法人キャリアアシスタントと出会い、そちらの協力を得て塾をやっております。

現在、毎週土曜日6時から8時の間、小学校4年生から高校生までを対象に35名前後が在籍しております。

塾の中でも「塾ご飯」というものを始めたんですが、休憩の合間に「お腹がすいた」と言って走り回る小学生がいて、「はらへったーはらへった」と私のところにきてねだるものですから、「じゃあ塾でご飯をやろう!」と言うことで年に2、3回やっております。

ただマンパワーや資金が少なく、本当はもっとしてあげられれば良いかと思っているんですが、その塾には会員以外の方にも来ていただいているので、ひとり親のつながりを求めて他の保護者や先生たちが一緒にご飯を食べてつながりを持てるようにと思っておりました。

私達は、ひとり親家庭の親や子どもたちの心の下支えになるような活動をしています。

よろしくお願いします。