ひとり親家庭サポーター養成講座を開催しました!

9月21日、22日。恒例のひとり親家庭サポーター養成講座を開催しました!
第1日は65名、第2日は63名、2日間で延べ128名という多くの方々がご参加くださいました。

行政のひとり親支援窓口の方、社会福祉協議会、フードバンクや食料支援などを手がけている方、学習支援など子ども支援をされている方、議員の方々、子ども支援の国際NGOのスタッフ、当事者の立場からひとり親支援の活動を立ち上げられた方、ひとり親の実情を知りたいという会社員、学生など、ひとり親支援に関わる、本当に多様な方々が集まられました。


地域は東京都、埼玉、千葉、神奈川、静岡、遠くは北海道、秋田、福井、岐阜からの参加者もいらっしゃいました。今年はキャンセル待ちの方も多く、最後にお断りしなければならない方も出て、2日間とも満席でした。


21日、まずは理事長赤石による「ひとり親家庭の現状と支援」。続いてNPO法人レジリエンス代表西山さつきさんの「DVやトラウマからの回復支援」。途中、ビデオに合わせて体操を盛り込み、DV被害のケアについて学びました。


1日目の午後は、初登場のNPO法人サンカクシャの荒井祐介さんによる「困難を抱える子どもへの支援」。10代の子どもたちとの心踊る居場所作りと仕事作り、子どもたちの変化を図る指標、それを支えるボランティアの研修についてなど、ワクワクするお話を伺いました。

2日目22日の午前、斉藤弁護士による「日本のひとり親に関する法律手続き」は、基礎的な離婚の知識から養育費、面会交流をめぐる最近の状況まで、盛りだくさんの内容でした。

そして午後はふぉーらむ理事の丸山が「ひとり親の支援」として、就労支援、ライフプラン、教育資金について講演しました。来年度から始まる新しい給付奨学金制度についても解説し、出来上がったばかりの「教育費サポートブック」の新版もお渡ししました。



2日間とも、ひとり親当事者の方からお話しを直接伺う時間を持ちました。それぞれ今日に至るまでの経緯を語りながら、支援者の一言に励まされたこと、支えられてきたことに感謝しながらも、先入観から深く傷つくこともあったという体験を話されました。


2日間の締めくくりは、事例検討。受講者から出していただいた5つの事例をもとに、グループごとに検討し、発表しました。各地から集まった方達が知恵と経験を出し合い、熱心な話し合いが行われました。最後に一人ずつ、受講の感想をいただき、全日程を終了しました。


閉会後も会場では名刺交換や情報交換が続いていました。
みなさま、2日間お疲れさまでした。そして、ありがとうございました。


11月には養成講座を修了された方対象にフォローアップ研修を予定しています。