2024年度の活動報告会を開催しました

NPO法人しんぐるまざあず・ふぉーらむの2024年度の活動を振り返る活動報告会を6月28日、東京都千代田区飯田橋の東京しごとセンターで開きました。
対面での開催は2年ぶりです。
2024年度はひとり親世帯に関係する次のような出来事がありました。
・お米の高騰、品薄
・「年収の壁」が話題に
・離婚後の共同親権を含む改正民法が成立
こうした出来事が具体的にひとり親世帯の生活にどんな影響を与えていたのかを、調査結果などから振り返りました。
その後、生活支援、相談支援、就労支援、他団体支援の各分野、各事業ごとに、ひとり親がかかえる社会的、経済的な困難をどのように支援したのか、実績を示しながら説明しました。
2023年11月に公表した会計不正の後、第三者調査委員会の提言に沿って、団体は基盤強化を進めてきました。その進捗状況や、過年度の会計修正を終えたことについても報告がありました。
その後、6月25日付でしんぐるまざあず・ふぉーらむの理事長を退任した赤石千衣子が、長年の支援への感謝を述べました。

「これまで当団体を支援してくださったみなさま、当団体のさまざまなプログラムに参加し、安心を得て、元気になり、次のステップへ行かれたひとり親のみなさん、そしてこどもたち、ほんとうにありがとうございました。みなさんひとりひとりのお顔を思い浮かべております」
「私は退任いたしますが、安心して次の理事長やスタッフのみなさんに引き継いでいけると思います」
新たに理事長に就任した小森雅子は「しんぐるまざあず・ふぉーらむの強みは、いつも当事者の視点を大切に、支援とともに情報発信や政策提言にも取り組んできたことです。私は新理事長としてこの強みを引き継ぎ、さらに時代の変化に対応した生活支援や就労支援などの事業を進めていきたいと考えています」と抱負を語りました。

軽食をはさんでの懇親会では、寄付者、協力者のみなさんと意見交換をすることができました。
土曜日のお忙しい中、足を運んでくださってありがとうございました。