会計不正問題に関する刑事告訴と弁済合意のご報告

2024年12月27日

特定非営利活動法人しんぐるまざあず・ふぉーらむ 
理事長 赤石千衣子

この度、特定非営利活動法人しんぐるまざあず・ふぉーらむは、弊団体において起こった会計不正問題に関し、元会計担当職員を業務上横領罪で刑事告訴しました。また不正行為により生じた不明金について、元職員との間で弁済の合意が成立したことを報告いたします。

<経緯>

2023年11月、弊団体は2019年度から2022年度の4年間 に802万7603円の使途不明金が生じていたことが判明し、これを公表いたしました。

弊団体会計不正問題についてお詫びとご報告)

公表に先立ち、2023年10月、会計不正問題に関する第三者調査委員会(山岡義典委員長)を設置、2024年2月、理事会は同委員会の報告書を受領しました。同報告書では、内部調査によって明らかになった使途不明金問題の事実を認定し、それが起こった組織的な原因の究明と再発防止策についての提言をいただきました。

(会計不正問題に関する第三者調査委員会報告を受けた弊団体の取り組みについて)

2024年7月、新監事として公認会計士の樋口哲朗氏、10月には新理事として公認会計士の中釜和寿氏を迎え、団体のガバナンスの強化を行うとともに、二度と会計不正が起こらないよう、内部管理体制を構築してきました。また現在、中釜理事のもと、会計アドバイザリーチームが発足し、過年度の決算修正を行っています。

1年以上にわたる会計精査を経て、不明金の全容が明らかになるなか、2024年11月11日、弊団体は元会計担当職員を業務上横領罪で刑事告訴し、麹町警察署において告訴状が受理されました。また元職員と弁済の交渉を行い、11月26日、不正行為により生じた不明金について弁済の合意が成立しました。

今後とも、ひとり親家庭の親と子が生き生きと暮らせるよう、事業を継続していくとともに、二度とこのような問題が起こらない組織を作るよう、努力を続けてまいります。引き続きご支援をたまわりますようお願いいたします。