新型コロナウイルス感染症の感染拡大による収入減少が回復しないまま、さらに食料品や公共料金などの値上げが相次ぎ、ひとり親世帯の家計に深刻な打撃を与えています。

昨今の物価高を受け、ひとり親家庭への影響を2022年10月に緊急調査し、2767人から得た結果を11月９日（水）に記者発表（オンライン）しました。

調査結果からは、「主食の米が買えないことがあった　55％」「子どもの靴や衣類を買えないことがあった　80％」「サイズアウトした靴を履かせて爪が変形し膿が出てきた」と悲痛な声が聞こえてきます。

６割以上の親が自分の食事を減らして子どもたちにだけはなんとか食べさようとしており、暖房を使わない、トイレもできるだけ流さないなどの節約を強いられ、親子に命の危険があるといっても過言ではありません。

会見では、調査データをもとに具体的な暮らしの現状もご報告します。

【調査概要】

調査名：ひとり親家庭への物価高影響調査
期　間：2022年10月18日～30日
対　象：シングルマザーサポート団体全国協議会の所属団体の会員（ひとり親）
有効回答数：2767

【団体概要】

シングルマザーサポート団体全国協議会　https://www.single-mama.com/council/

全国の32のひとり親家庭支援団体が加盟する協議会です。

認定NPO法人しんぐるまざあず・ふぉーらむ　https://www.single-mama.com/

1980年に任意団体として発足し2002年にNPO法人になったひとり家庭支援団体です。当事者としての経験をもち、専門的な支援の資格とトレーニングを受けた支援者が、ひとり親によりそいながら必要な支援を行う団体です。現在、全国に7５００名以上の会員がいます。

●発表資料（PDF）

▼NHKに取り上げられました

物価高 ひとり親家庭への影響深刻 支援団体「継続支援が必要」
（NHK　2022年11月10日 5時43分）

詳細は下記をご覧ください。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20221110/k10013886341000.html