11月11日、「ノーセーフティーネットひとり親家庭」の厳しい実態について記者会見を行いました

別居や離婚前であることから、公的な制度の利用ができていなかったり、孤立してしまったりして、実質的にひとり親家庭になっている状態である
「ノーセーフティーネットひとり親家庭」について、
「フローレンス」や「しんぐるまざぁず・ふぉーらむ」などのプロジェクトチームが行った実態調査の結果について、11月11日、記者会見を行いました。

7割以上が年収200万円未満で、コロナの影響で無収入だった家庭もあり、さらに児童手当が受け取れていない人がいることも明らかになりました。

理事長の赤石は、別居中のひとり親は、「住居、仕事、子どもの保育所や学校、離婚の手続き、子どものケア、自分自身の回復など、六重苦にあえいでいる。そのときに、日本社会にいれば必ずもらえるはずの児童手当すら支給されないという理不尽を問題にしたい」と伝えました。引き続き、この問題にご注目ください。

Kota Hatachi / BuzzFeed

(BuzzFeed 記事より)
背景には、DVの被害が存在する。98.1%と、そのほとんどが母子世帯で、相手からDVを経験したことがあると答えた人は72.1%。うち「精神的なもの」は92.6%、経済的なものは71.4%、身体的なものは49.2%、性的なものは36.5%にのぼった。

また、実質的な「ひとり親」の状態が1〜4年にのぼると答えた人は63%と、その困窮が長引いていることも明らかになった。

その困窮している生活実態も判明した。就労年収200万円未満の割合は、厚生労働省調査の「母子世帯」で58.1%。

しかし、「ノーセーフティーネットひとり親家庭」では71.8%が200万円未満であることがわかった。そのうち、100〜200万円未満が28.6%、100万円未満が27.5%、さらに収入なしが15.6%だった。

また、新型コロナウイルスの影響は甚大だった。生活が苦しくなったと答えた人は72.1%で、直近3ヶ月(2020年6〜8月)の月収平均が15万円未満と答えた人は67.6%にのぼった。うち収入なしと答えた人は20.2%、5万円未満と答えた人も10.7%いた。
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詳細は下記の記事を掲載されています。

「週に数千円あれば」DV被害で夫から逃げると… 公助からこぼれ落ちた母親たちの実態(Buzz Feed News 2020年11月11日)

https://www.buzzfeed.com/jp/kotahatachi/no-safetynet

●DVなどでの離婚前ひとり親家庭「年収200万円未満」が7割、なのに児童手当が受け取れない家庭も 調査で困窮が明らかに
支援団体は「制度のすき間に落ちている家庭がある」として、児童手当の制度に関する運用改善について提言することを予定しています。
(Huffingtonpost 2020年11月13日)

https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_5facedefc5b635e9de9f04b5


離婚前のひとり親、5人に1人が「児童手当」受け取れず NPO法人などが救済訴え(弁護士ドットコムニュー 2020年11月11日)

https://www.bengo4.com/c_3/n_11982/