ファシリテーター養成講座に13人が参加 ママカフェなどで今後活躍を期待
社会的に孤立しがちなシングルマザーが、安心安全な場で同じ立場のママたちと出会い、悩みを打ち明けたり、人の話を聴いて参考にでき、自分だけではなかったんだと安心し、ほかの人の姿からエンパワーできる——。
しんぐるまざあず・ふぉーらむのママカフェやグループ相談会をはじめ、各地のひとり親当事者の集まりがそんな場所になれるように、参加者が安心して交流できる場を運営する「ファシリテーター」を育てようと、5月19日、ファシリテーター養成講座がオンラインで開かれました。13人が参加し、ワークを通してファシリテートのコツを学びました。
講師はしんぐるまざあず・ふぉーらむの赤石千衣子さんです。参加者は、場を安全安心な場所に保つための6つのルールや、オンラインママカフェを運営する際の技術などについて説明を聞き、ロールプレイングを通して実践してみました。最後に、ファシリテーターチェックリストを活用し、自分のよかった点、悪かった点を振り返りました。
参加者の声です。
・「円を作るときは完全に丸にする」など、これまで実践を通して積んでこられた知見をシェアしていただき、とても参考になりました。 普段、シングルのお母さんを支援しているとき、同じ境遇でがんばっているシングルの方が集まることができればいいのに、と思うことがあります。コミュニティが希薄になっている今、集う場所を作ることはとても意味があるように思います。
・参加された方の雰囲気や話し方などがとても素敵で参考になりました。今回、ロールプレイングを行ってくださった方も、それに対して的確にフィードバックされている方もとても素晴らしかったです。話しやすい雰囲気作り……難しいですね。講座の内容も普段は1on1ですが、ファシリテーターとなると別の難しさがあるなと実感致しました。ファシリテーターが発した言葉で誘導的になってしまうなど、気をつけるべき点が沢山あると気づかされました。
安心して参加できる場がさらに多くできるよう、これからも実践を重ねていただけるとうれしいです。