ひとり親家庭をサポートする全国ネットワーク

【メディア掲載】10月28日、テレビ愛媛にてシングルマザー交流会松山(愛媛)の野中さんのインタビューが放映されました

●衆院選 愛媛のシングルマザーは
 コロナ禍…「見捨てない政治」を

(テレビ愛媛 2021年10月28日)

衆院選はコロナ禍で迎える初めての国政選挙。
これまでの「当たり前」が当たり前でなくなった日々の中、今、市民が「政治」に求めるものは何か。


「一票に思うこと」愛媛県のシングルマザーが一票に託す思いです。


松山市の野中玲子さん。
23歳と18歳のふたりの子どもを育てるシングルマザーで、5年ほど前から母子家庭を中心に支援が必要な人に幅広く食事を無償で提供する「まつやま子ども食堂」を運営しています。


野中玲子さん:「楽しみに来てくれる人たちがいて、その人たちとの交流から私が幸せをもらって、私の生活になくてはならない場所になっています」


この日は、長女の瑚春さんも仕込みを手伝います。
野中さんの長女・湖春さん:「母親として家事とかもやってる中で、他の人助ける手伝いは尊敬できるところですし、将来、私もそういうことができたらなと思っています」


シングルマザーを支援する団体の代表も務めている野中さん。
シングルマザーは非正規雇用が多く、コロナ禍の今、母子家庭は一層苦しい立場にあるといいます。


野中玲子さん:「もともと低空飛行だった人たちがこのコロナによって地べたについてしまっているっていう状態。去年の一斉休校の間なんかも、子供が小さい、小学校低学年とかだと、子供だけ家に置いて出勤できないので休まないといけない。その分だけ収入が減る。庭内の食費とか光熱費という出費が増える。今までも特別な給付をいただいたりしましたけど、ありがたいんですよ、けど、焼け石に水です。

食糧支援物資を月に1回、県内35家庭にお送りしているんですけど、『つながってくれてるってことで希望が持てます』とか『見捨てられてないんだと思えました』とか精神的な面でのお声がすごく届くんですね。だから、そういうことだと思うんです」


大切なのは「社会とつながっている」という精神的な支え。


そのためにも、男女の賃金格差の是正や減税、月々の家賃補助など「継続的な」経済支援が必要だと話します。
野中玲子さん:「必要以上にお金持ちになりたいとか、みんな別に思っていないんですよね。ただ日常を、子どもたちにふびんな思いをさせない程度に暮らしていきたい、大人になるまで何とか、という思いで皆さんいますので、私たちの暮らし、子どもたちの未来を考えた暮らしが継続できるような政治をしてくださる方に、一票を託したいと思います」