ひとり親家庭をサポートする全国ネットワーク

【メディア掲載】10月9日、静岡新聞朝刊にシングルペアレント101(静岡)の活動が掲載されました

10月9日、静岡新聞朝刊にシングルペアレント101(静岡)の活動と代表のコメントが掲載されました。


●ひとり親の命綱 食料支援急増「非正規にツケ回さない社会に」


 新型コロナウイルス流行の長期化で、ひとり親への食料支援の需要が県内で急増している。背景にあるのは非正規労働者の雇用環境の悪化。特に女性のひとり親世帯は非正規雇用の労働者が多く不安定で、コロナ禍で失業するなど大きな影響を受けている。参院選静岡選挙区補欠選挙と衆院選が続く中、社会のセーフティーネットの充実と労働環境の改善をどう図るか、シングルマザーは切実な思いで一票を託す先を見定める。


「支援を受ける前は息子に食べさせるため、自分はずっと食事の量を減らしていた」。高校生の長男と暮らす沼津市の女性(39)はコロナ禍で接客を伴う飲食業の仕事が減り、ガソリンスタンドのパートに転職したが、収入は大きく下がって生活は厳しい。


 沼津市ひとり親会は昨年10月から、市民団体などの協力を得て週1回、食料配布会を開いている。口コミで情報が広がり、会員数はコロナ以前と比べ約3倍の115世帯に急増した。会員の困窮状況を聞き取り、生活支援制度につなげる活動にも取り組む。

(中略)


 17年から延べ千世帯以上の希望者に支援してきた静岡市の団体「シングルペアレント101」の利用者も女性の非正規雇用者が多い。昨年7月に申込件数が前月比20倍の200件を超えて以降、同規模の配布が続く。


 子ども2人を育てながら静岡市葵区の食品店でパート労働する女性(42)は昨年、雨の日に「客が来ないから退勤して」と言われ、早退した分月収を減らされた。月収は12万で、家賃や光熱費を差し引くと生活費はぎりぎりの状態だ。


 同団体の田中志保代表は「コロナ禍のあおりが非正規雇用者を直撃する一方、企業の内部留保は最高を更新している。コロナのツケを回さない政治をしてほしい」と厳しい目を向ける。


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