【1周年記念報告会】2.コロナに苦しむひとり親家庭支援の現状「フードパントリーと子ども食堂を子どもたちの居場所に」シングルマザー交流会松山(愛媛)/野中玲子さん
フードパントリーと子ども食堂を子どもたちの居場所に
シングルマザー交流会松山(愛媛)/野中玲子さん
愛媛県松山市内の「シングルマザー交流会松山」の野中玲子です。よろしくお願いします
私たちは2006年に当事者団体として設立をしました。
15年目の活動になっています。
その後専門職の資格を取り、今は専門職・当事者として活動することができています。
4年前に別団体として、私は子ども食堂の立ち上げをしました。
今現在はコロナの影響で公共の場所を借りているところはお休み中ですが、月に3回子ども食堂の運営をしています。
そのうち第2、第4土曜日に開催している「そらいろのたね」という飲食店を私が経営をしていますので、そこが食料支援物資の受け渡し場所であったり相談支援を行う活動拠点となっています。
今回のこのコロナの影響受けている家庭への支援ですが、愛媛県内は3月4日から休校になり、この間さまざなお母さんから、仕事は減る、食費は増える、学校は無くなって給食がなくなって食費が増える、子どもを預ける場所がない、一体どうしたらいいのか…と途方に暮れている声がたくさん届きました。
そこで、私たちができることとして、この「そらいろのたね」という飲食店を居場所のない子どもたちに解放することにしました。
ここでは食事の提供、お昼ご飯とお母さんの仕事が遅い場合は晩御飯まで、学習支援なども行っておりました。
5月25日から学校が再開をされたので、この後何が私たちにできるかなぁということで、6月2日からフードパントリーを開始しました。
飲食店の営業許可を受けているところなので、「晩ごはん弁当」の配布に関しても私が自分でお弁当を作って配布することができています。
キッチンが狭いのでどんなに頑張っても15食くらいしか作れません。
これからもう少し数を広げてきたいと思っているので、コロナの影響で経営が立ち行かなくなりそうだという知人のお店からお弁当を購入して配布することも話をして了承をいただいています。
この晩御飯弁当は、毎日取りに来られるお母さんもいらっしゃいますが、お母さんのお仕事帰りに「おかえり」や「いってらっしゃい」と言えることがいいなと思っています。
以上です。ありがとうございます。