ひとり親家庭をサポートする全国ネットワーク

【1周年記念報告会】2.コロナに苦しむひとり親家庭支援の現状「他団体との連携でお弁当配布や宅食」ドットスタイル(山口県)/小西凡子さん

他団体との連携でお弁当配布や宅食

ドットスタイル(山口県)/小西凡子さん

山口県山口市を中心にひとり親家庭の支援活動しているいます、ドットスタイルの代表を務める、小西と申します。

私たちの団体は、設立4年目の本当に小さな団体です。

スタッフ一同、小学生の子どもを育てている当事者でもあり、フルタイムで働いているので、その合間を縫って活動しています。

このたびの3月1日からの一斉休校に伴って、一斉休校の発表の日に、山口市内のお弁当販売「藤原米穀店coicoi」さんよりご連絡を頂き、その藤原さん自身がひとり親家庭に育ったということで、「ひとり親のお母さん、ここで助けてって言わないよね」という、その一言で始まりました。

「ひとり親のお母さんは、ついつい頑張っちゃう、がんばって乗り切っちゃうけれど、その後のダメージが強いから、今、私たちから助けをさせてください」と温かいお声をいただきました。

その時は学童と連携をさせていただいて、約1ヶ月で107食のお弁当をドットスタイル事務局として間をつなぎながら配布しました。

安価で給食のクオリティーや栄養を落とさない内容で、「子どもたちの好き嫌いがこれでなくなった」また、「お豆たべるんだったら、あのお弁当のお豆がいい」という嬉しい言葉をいただいて、とても良い食育になったと思っています。

市内の「お弁当いずみ」さんから4日間、計40食のご提供もいただきました。

私たちドットスタイルは小さな団体ですので、いろいろな団体との連携がないと活動ができません。

その中で1番よく一緒に活動しているのか、「こども明日花プロジェクト」という子どもの居場所事業をされているところです。子ども食堂もやっているところで、ここと連携してお弁当配布をさせていただいています。

「みんなにエール弁当」というものを、5月10日からで7月いっぱいまで市内3ケ所で、各会場50食限定で毎週日曜日にお弁当を無料配布しています。

この中で今までつながっていなかったひとり親世帯ともつながることができました。

現在は「ごちそうさまプロジェクト」を実施しています。

市内の「マルキュー」さんと連携して、宅食と市内の買い物券、また市内の飲食店も困窮を極めているので、市内の飲食店と連携した食事支援を行っています。

あと阿東地区からお米を提供頂いて、お米を配布しています。

ありがとうございました。