Single mother’s Smile Support Book

NPO法人しんぐるまざあず・ふぉーらむ 編著
赤石千衣子、坂野真理、中川知世、福井万里 ほか著
監修 山崎新

発行日 2016.11.10
ISBN:978-4-9909277-0-7
A6版 152ページ 800円+税

在庫が少なくなりましたので、増刷準備中です。お待ちください。
キンドル版はアマゾンのサイトから購入あるいは読むことができます。


本のご紹介

この「シングルマザー365日サポートブック」は、人生を切り拓いてきたシングルマザーのセンパイの経験と、弁護士・医師・ソーシャルワーカー・キャリアコンサルタントなど支援の専門家の知見・情報を盛り込み、シングルマザーと子どもたちの暮らしを包括的にサポートする内容です。法律的なこと、お金のこと、子育てのこと、仕事のこと、メンタルヘルス、福祉サービス、恋人との付き合い方までシングルマザーと子どもたちの暮らしに関するさまざまな悩みや疑問に答えています。形式は60のQAとお役立ち資料、体験談コラム、相談先情報から構成。この1冊でシングルマザーと子どもたちが365日笑顔ですごせる、そんな本です。

目次1章 シングルマザーになる前

  1. 離婚で知っておくべきこと
  2. 養育費や面会交流について
  3. DVから逃れる
  4. 結婚せずに子どもを産む

2章 シングルマザーになったら

  1. ママと子どものメンタルへルス
  2. 仕事をしよう
  3. 子どもとの暮らし

3章 シングルマザーのハッピーライフのために

  1. シングルマザーライフ福祉サービス
  2. マネーライフプラン
  3. 番外編
  4. お役立ち情報

「シングルマザー365日サポートブック」の内容と特徴

こんな情報が欲しかった!60のQA

「離婚を迷っています」「離婚にはどんな方法があるのですか?」という基本的な質問から、「子どもに父親のことをどう伝える?」「教育費をどう捻出したらいい?」「子どもの性教育をどうしたらいいですか?」「再婚の前にチェックすべきことは?」「DVでPTSDになっているかも」など、ひとり親家庭によくある悩みを、わかりやすい語り口で答えています。

専門家の知見

法律関連のQAは弁護士が監修。メンタルヘルス関連は児童精神科医、不登校やいじめに関する問題についてはスクールソーシャルワーカーが執筆しています。また、社会福祉士やキャリアコンサルタントなどの専門家であり、シングルマザーでもある執筆陣が、当事者目線もふまえて回答をしているのが特徴です。

包括的な内容

法律的なこと・福祉サービスなどの「情報」や、お金のこと・子育てのこと・仕事のことのなどの悩みを解決するための「アドバイス」が満載。メンタルヘルス、恋人との付き合い方など、見過ごされがちだけど大事な悩みも掲載しています。また、DVや非婚に関する悩みや、発達障害がある子をもつひとり親のQAなど、特定なケースのQAも網羅しました。

体験コラム満載

ひとり親の「苦労して住む場所を確保した」体験談、「離婚から立ち直った」体験談、「子どもに父親のことを打ち明けた」エピソードなど、シングルマザーの読者が勇気づけられたり、悩みを解決するヒントになったりする体験談が満載。また、ひとり親家庭に育った子どもの声も掲載。子どもの心理面をうかがい知ることができます。

わかりやすさ重視

親しみやすいデザインや、難しい表現をさけ読みやすい文字量にするなど、わかりやすさを徹底的に追求しました。

手に取りやすい価格

大部分を会員で制作したからこそ、800円に価格を抑えることができました。
本体価格800円+税


著者紹介


山崎 新 Arata Yamazaki
女性のための女性弁護士として活動している。専門分野は、離婚・DV・セクハラ・ 性暴力被害など。東京弁護士会性の平等に関する委員会委員長。東京都男女平等参画推 進審議会委員など歴任。夫婦別姓訴訟弁護団、日本労働弁護団女性労働プロジェクトチー ム、SARC東京協力弁護士。(本書では法律部分を監修)

赤石千衣子 Chieko Akaishi
非婚のシングルマザー。共同保育の保母、「ふぇみん」の編集部で働き子どもを育てる。 NPO法人しんぐるまざあず・ふぉーらむ理事長。当事者としてシングルマザーと子ども たちが生き生きくらせる社会をめざして活動中。社会福祉士。社会保障審議会ひとり親 家庭の支援の在り方に関する専門員会参加人。NHK「日曜討論」ほかに出演。著書に 『ひとり親家庭』(岩波新書)、編著に『母子家庭にカンパイ!』『シングルマザーのあなたへ 暮らしを乗り切る53の方法』(現代書館)などがある。

坂野真理 Mari Sakano
小児科医として勤務後、公益財団法人松下政経塾を経て、精神科に転向。鳥取県にて 7年にわたり児童思春期外来を担当し、母子家庭の診療に多く携わった。その後、東京大 学医学部附属病院こころの発達診療部を経て、英国キングスカレッジロンドンにある精 神医学・心理学・神経科学研究所の児童精神医学部門に留学中。二児の母。

中川知世 Chise Nakagawa
出版社勤務のちフリーとなり、編集、デザイン、企画開発などクリティティブワーク をこなす。シングルで育児のかたわら保育士資格を取得。クリエイター兼、保育現場で も活動しながら、臨床心理領域へと学びを広げ、臨床心理士に。生涯発達の研究&支援 のNPO法人すくすくラボWINNS副理事。しんぐるまざあず・ふぉーらむスタッフ。福井万里 Mari Fukuiシステムエンジニアとして10年間勤務。東日本大震災を機に「本当にやりたいこと をして生きる」と決意し退社。子どもが1歳のときシングルマザーに。同時期にフリーランスでライター業を開始。現在は雑誌やタウン誌などの紙媒体を中心に取材やインタビュー記事、エッセイを執筆中。しんぐるまざあず・ふぉーらむスタッフ

安藤ゆか Yuka Ando
NPO法人しんぐるまざあず・ふぉーらむ理事。シングルマザー歴16年。高校生の娘 と暮らしている。派遣社員や在宅翻訳などを経て、現在は演劇制作会社勤務。ひとり親家庭へのホームヘルプ派遣サービスやショートステイなどを活用して残業や休日出勤、 出張などをこなしてきた。通訳ガイドの資格あり。

大塚君江 Kimie Ohtsuka
NPO法人しんぐるまざあず・ふぉーらむ元理事。17年前に調停離婚を経て、シング ルマザーになる。現在大学生と高校生の2児の母。派遣社員から中小企業で営業事務の 正社員を経て現在NPOしんぐるまざあず・ふぉーらむに事務局として勤める。産業カ ウンセラー/キャリアコンサルタント。

大塚玲子 Reiko Ohtsuka
編集者、ライター。シングルマザー。主なテーマは「PTA」と「いろんな形の家族」。 各種媒体に記事を執筆。テレビ、ラジオ出演多数、各地で講演を行う。現在、中学校の PTAで学年総務部長。著書は『PTAをけっこうラクにたのしくする本』(太郎次郎社 エディタス)『オトナ婚です、わたしたち』(同)『PTAがやっぱりコワい人のための本』 (同)。「定形外かぞく(家族のダイバーシティ)」代表。

土屋佳子 Yoshiko Tsuchiya
2001年より栃木県内で学校教育相談、家庭児童相談等に従事。国の活用事業開始以前、 栃木県高根沢町にてスクールソーシャルワーカー(SSW)となり、東日本大震災後は福島・ 栃木県内においても活動。現在は立教大・宇都宮短期大非常勤講師/福島県等SSW・スー パーバイザー(SV)/東京都教育庁都立高校自立支援チーム統括SVおよび研修プログ ラム委員等を務める。SSWに関する著書多数。社会福祉士。

丸山裕代 Hiroyo Maruyama
離婚後に大学進学、派遣から正規職員まで多様な仕事を経験。企業や行政でのキャリアカウンセラーのほか、しんぐるまざあず・ふぉーらむでの相談員としても活動中。 キャリアコンサル タント/産業カウンセラー/社会福祉士」

カバーイラスト
高橋由為子  Yuiko Takahashi
多摩美術大学大学院修了。イラストレーター。脳出血サバイバー。著書に『セイリの味方 スーパームーン』(偕成社)、『学校のトラブル解決シリーズ』2・5巻(大月書店)他。