ひとり親家庭をサポートする全国ネットワーク

【メディア掲載】中日新聞でシングルペアレント101・田中さんのコメントが紹介されました

ひとり親の男女格差深刻 支援団体・田中さんが改善訴え

(中日新聞 2022年3月8日)

 八日はジェンダー(性差)平等の実現を考える国際女性デー。スイスのシンクタンク、世界経済フォーラム(WEF)の「ジェンダー・ギャップ指数2021」で日本は百五十六カ国中、百二十位と平等にはほど遠い。シングルマザーで、同じ境遇の親を支援する任意団体「シングルペアレント101」の代表田中志保さん(48)=静岡市葵区=は「社会保障も賃金も人々の意識も女性が一人で生きていくことが前提の社会にはなっていない」と格差改善を求める。 (久下聡美)

 麺類や缶詰、お菓子など二十キロ弱の食料が入る段ボールを車に積み、支援が必要な家庭に発送する。田中さんの団体が、新型コロナウイルス禍のこの二年で支援したのは延べ千七百世帯。その99%は母子家庭だ。「利用者の四割は月収十万円以下。正社員でも十万円台が多い。女性は非正規労働者も多く、雇用の調整弁として使われている」

 活動の原点は、自身の離婚経験。レコード会社などでのキャリアを手放し始まった結婚生活は理想とかけ離れていた。手渡される生活費は月五万円ほど。社会的地位のある元夫の態度が威圧的で限界だと感じ、当時三歳と一歳の息子を連れ、家を出た。離婚調停で委員に「社会的に立派な人と離婚するなんて間違っている」と言われ、深く傷つき突発性難聴を発症した。・・・

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https://www.chunichi.co.jp/article/430657