シンママのためのQ&A

よくある相談例や情報などをピックアップしました。

離婚手続きについて知っておこう

Q.
離婚の相談をする
A.
弁護士さんや専門家を味方につけよう

離婚について、専門家に相談することで、解決が早くなることがあります。法律的なことなので、弁護士さんあるいは相談 することが多いと思います。 まずは、自分の話を理解し、支えになってくれる弁護士さんをみつけましょう。

 

複数の弁護士に相談してよく理解してくれる人に

そのためには、いろいろな弁護士に会うことが重要です。まずは一回だけの法律相談をしてみることをおすすめしています。無料法律相談に行ったり、有料だと30分5000円、あるいは1時間1万円が多いと思います(あらかじめ費用を確認しましょう)。

無料法律相談としては、都道府県や中核市にある男女平等 参画センターには女性の立場で無料の法律相談を設けているところが多いです。そのほか、ひとり親家庭支援センターに法律相談が設けられています。予約制が多いので電話して予約しましょう。何人か相談して相性のいい弁護士さんを代理人にすることを決めたほうがいいと思います。

法テラスは、経済的に困っている人には無料法律相談を三回まで提供しています。地元の法テラスに電話すると予約ができます。法テラスの事務所でなくても、法テラスと契約している弁護士であれば法テラスを使って法律相談することもできます(法テラス持ち込み)。自分がこの人と思う弁護士さんに「法テラスで相談できますか。」と聞いてみてください。

法律相談は時間が限られているので、あらかじめ相談前に、自分の状況について整理していきましょう。箇条書きの程度で良いので時系列のメモをつくり、持参するといいですよ。

 

弁護士報酬は事前に確認しましょう

さて、報酬ですが、弁護士の場合、着手金と実費と報酬金を支払います。日弁連のアンケート調査によると、交渉なのか調停なのか裁判なのかといった手続きによっても違いますが、着手金が20万円~30万円前後が多いようです。報酬金は、財産分与や慰謝料、養育費など、相手から支払われる金額によって決まります。 相手からお金が支払われない場合でも、離婚が決まれば報酬が発生します。

調停後婚訴訟を起こす場合は、また追加の着手金が必要な場合が多いです。いずれにせよ、依頼する前に、報酬について確認し納得してから依頼しましょう(分割払いできる場合もあるので、それも相談しましょう。経済的に余裕のない方は、法テラス契約弁護士なら法テラスで弁護士費用の立て替えも可能)。

自治体の福祉事務所・子育て支援課等には母子父子自立支援員がいます。親身になって支えてくれる相談員に出会えればとても心強いでしょう。

法テラス https://www.houterasu.or.jp/