しんぐるまざあず・ふぉーらむ

オピニオン

「シッター紹介サイトの事件を受け子育てを応援するためショートステイなどの多様な保育制度の改善を求める声明」

 3月17日、埼玉県富士見市のマンションで2歳の男の子の遺体がみつかり、ベビーシッター紹介サイトを通じてこの男の子と8カ月の男の子を母親から預かっていた男が逮捕されました。この横浜市在住の女性はシングルマザーで3月14日から2泊3日の予定で子どもたちを預けていたという報道がありました。「インターネットで見ず知らずの人に簡単に自分の子ども、しかも2歳と8ヶ月という幼い子を預ける母親の神経も首を傾げざるを得ない」(鈴木宗男氏)という意見に代表されるような母親を責める声は根強くあると思われます。

 ひとり親は半分以上が貧困で、仕事と子育ての両立に苦しみ、小さな用事をすませるためにも人の手を借りなければなりません。子どもを預かってくれる知人も少ないのが現状です。

 行政において、宿泊付きで子どもを預ける場としてはショートステイ(子育て短期支援事業)、トワイライトステイ(夜間養護事業)、また日中はファミリーサポート事業、さらにひとり親向けにはひとり親ホームヘルプサービス(日常生活支援事業)などが国の補助のもと、自治体ごとに行われています。

 しかし、こうした事業は周知度、利用率が低く(ショートステイは周知度母子44.9%父子49.8%、利用したことがある母子1.2%、父子0.7%、利用実績実人数1205人、平成24年)(ひとり親家庭の支援の在り方に関する専門委員会資料より)のが現状です。またファミリーサポート事業は提供会員がすぐにみつからない、あるいは利用料が高く利用できないというひとり親もいます。さらに日常生活支援事業は、利用料は安く半分の自治体でやってはいるものの利用件数は全国で4827件と少ないのが実情で、サービス提供体制が不十分です。

 今回のベビーシッター幼児死事件では、ベビーシッター業者の指導も必要ですが、同時にこうした多様な保育の事業の充実や改善こそが急務です。

1、 ショートステイ、トワイライトステイの広報・宣伝を行って周知度を上げ、出張や冠婚葬祭以外の理由でも預けられるようにする、手続きを簡便化する(千葉県市川市では2週間前までの登録が必要)、預かったときの子どもたちのケアや環境をよくすること。
2、 ひとり親向けの日常生活支援事業が利用できる制度にするよう、委託先の選定や制度の改善を行うこと。
3、 ファミリーサポート事業は提供者の拡大に努めるとともに、低所得者の利用料の減免措置を行う自治体への補助金を拡充すること。(例:旭川市は低所得者に利用料を5分の1に減免)

                  2014年3月20日
        しんぐるまざあず・ふぉーらむ連絡協議会
連絡先 特定非営利活動法人しんぐるまざあず・ふぉーらむ 
info@single-mama.com


投稿日:2014年3月20日

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