しんぐるまざあず・ふぉーらむ

メディアニュース

被災地の母子家庭 実態を聞き取り

[ 読売新聞  ] 2013年3月30日掲載

避難所でセクハラ 支援金の恩恵なく
冊子にまとめられた被災母子家庭の聞き取り調査結果。マンガも交えて実情を報告している
 東日本大震災で被災したシングルマザーの暮らしの苦労をまとめた冊子「3・11後を生きる シングルマザーたちの体験を聞く」が発行された。
 避難所での心細い体験や、仕事を探す難しさなど、母子家庭ならではの困難さが浮かび上がった。
 冊子は、震災当時、被災3県に暮らしていた30〜60代のシングルマザー11人(岩手4人、宮城3人、福島4人)に、NPO法人「しんぐるまざあず・ふぉーらむ」(東京)が聞き取り調査を行った結果をまとめた。
 震災前から母子家庭だった人は7人、震災で夫と死別した人が2人、震災後に離婚した人が2人。震災後も自宅に住み続けられたのは4人、震災前から仕事を続けている人は2人だけで、6人が仕事を失っていた。
 冊子では、避難所で、夜間に男性から性的な嫌がらせを受けたこと、子どもから手が離せず自宅の片付けがなかなか進まなかった苦労などが明かされた。
 また、がれき処理など男性向けの仕事には手当が出たが、炊き出しなど女性が任される仕事は無報酬だったという。
 生活再建のための支援金などの支給は、世帯単位のため、夫と別居していたシングルマザーには恩恵がなかった実態なども、マンガを交えて描かれている。
 聞き取りの結果を分析した神戸学院大准教授(社会保障論)の田宮遊子さんは、「阪神大震災や中越地震では、被災母子家庭の実態は調べられておらず、意味深い。母子家庭の生活は、震災後に緩やかに悪化しており、今後の震災対策や防災計画に生かす必要がある」と話す。
 冊子は1冊300円(送料別)で、希望者は同法人事務局へファクス(03・3263・1519)かメール(jimukyoku@single-mama.com)で申し込む。
(2013年3月30日 読売新聞)


投稿日:2013年4月26日

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